瞑想の危険を大きく取り扱う人が少ないのは、
瞑想をビジネスにしている人が多いからです。
瞑想の危険を大きく取り扱えば、
瞑想教室、メディテーション教室に通う人が減るからです。
でも、瞑想の危険をしっかり理解しておかないと、
後で取り返しのないことになるのです。
瞑想で、一番危険なのは、
精神的に障害が現れることです。
有名なところでは、お告げのようなものが聞こえることです。
これは、禅宗でも注意していることなのですが、
ある程度、瞑想が深くなると場合によっては、
声のようなものが聞こえることがあるのです。
でも、これは、本当の神の声ではなく、
錯覚なのです。
この状態が続くと場合によっては、
精神分裂になってしまうのです。
このことについて、いろいろな意見があり、
もともと精神に病気を持っていた人が、
瞑想により、その病気が表に表れるだけということなのですが、
では、自分にそのような病気があるかどうかは、
わからないと思うのです。
次に、危険なのは呼吸方法です。
自然呼吸で瞑想をする分は問題ないのですが、
ヨガなどの特殊な呼吸法をいきなりすると、
過呼吸になったり、
息を長時間止めたりすることで、
気管支炎になったり、肺をいためたりするのです。
もちろん、きちっと学んだマスターについて、
指導を受ければ問題ないのですが、
本当のマスターは、以外に少ないのです。
瞑想を習うのであれば、
危険についてもきちっと話してくれるマスターを、
選ぶことが非常に重要なのです。