瞑想の呼吸法は色々とあるのですが、
初心者に教える場合は、とりあえず自然に呼吸することを、
中心に教えるようにしています。
瞑想の呼吸法というと、ヨガの呼吸法をイメージする人が多いのですが、
瞑想自身、西洋魔術の中にも取り入れられており、
各派によって進化した瞑想の呼吸法があるのです。
でも、多くの宗派で取り入れられているのは、
吸う息と、吐く息の長さを同じものにしたものです。
これは、西洋魔術では、吸う息を4つ、吐く息を4つ、
その間に息をとめるのを4つとし手同じ長さで、
繰り返すようにしています。
これと同じようなのは、ヨガにもあり、吸う息と吐く息を同じ長さにし、
途中で息を止めながらチャクラに意識をあつめるようにします。
変わったところでは、道教などに取り入れられた仙術にも、
同じような呼吸法が取り入れられています。
これらは、簡単にまねをすることが出来るのですが、
難しいのは、それを自然にするようにするということなのです。
瞑想の呼吸法なのですから、息を吸うのに力が入ってはいけません。
仙術では、瞑想が深くなると、おなかの中にいる子供と同じように、
1分間に数回以下の呼吸になるといわれています。
ですが、瞑想をはじめたばかりの初心者の多くは、
呼吸法にとらわれてしまい、
赤い顔をして無理に呼吸をしようとするのです。
もし、瞑想の初心者であれば、呼吸法を意識するのではなく、
息そのものに意識を集めるほうが集中できるのです。
瞑想の初心者であれば、吸う息や吐く息に意識を集め、
数を数えるようにしてみてください。